京のブランド産品「丹後とり貝」の出荷はじまる!!
"漁師が選んだ” ”ほんとう”に”おいしい”「さかな」
―第9話 丹精込めて育てられる大粒の「丹後とり貝」―
平成20年5月19日に初めて京都府内の水産物として「京のブランド産品」に認証された「丹後とり貝」の出荷が、今年も4月15日(水曜日)からはじまります。
一般的な太平洋などのとり貝は春までしか生育できません、丹後とり貝は栄養豊富な内湾で育つため、春以降も成長を続け、一般的なとり貝より“一回り以上も大きく”育ちます。
また、大きくなるほど肉厚になるのも特徴で、その味は“柔らかく”、“独特の甘みを持ち”“とてもおいしいとり貝”です。
丹後とり貝は、舞鶴湾、栗田湾、宮津湾、久美浜湾で育成(養殖)され、殻付き重量が100g以上のものを厳選し出荷しています。
平成21年12月4日には地域団体商標に登録しており、第5284808号「丹後とり貝」として商標登録されているとともに、消費者に本物のおいしい水産物の価値を認識してもらうため、各都道府県別のJFグループ(漁業協同組合)が自信を持って勧める漁師自慢の魚を、季節毎に厳選し、本当においしい魚や旬などの情報を発信するプロジェクト「漁師が選んだ、本当においしい魚PRIDE FISH」にも選定されています。
京都府の漁業者の方々が育てた「丹後とり貝」は、今年も身入りが良く、大きく育っています。
皆様にも是非、食べていただきたい一品として、自信を持ってご紹介いたします!!
〔育成から出荷まで〕
丹後とり貝の稚貝(赤ちゃん)は、毎年度、京都府農林水産技術センター海洋センターで5月頃に生まれ、殻長約1.5センチメートルの大きさになる7月下旬まで育てられたのち、舞鶴市、宮津市、京丹後市の漁業者へ渡されます。
とり貝は、本来、水深数mから10m程度の湾内の泥地に生息し、海中のプランクトンを餌として育ちますが、丹後とり貝は、砂状の粒(アンスラサイト)を敷き詰めたコンテナに入れ、水深5~7mの海中に筏から吊り下げ、1から2か月に一度引き上げ、海水できれいに掃除することを繰り返しながら育て、4~6月頃に出荷時期を迎えます。
〔京のブランド産品とは〕
京のブランド産品とは、京都の優れた農林水産物のなかでも特においしさと品質がすぐれたものを、公益社団法人 京のふるさと産品協会が認定するものです。
※府内水産物では、「丹後とり貝」(平成20年5月)と「丹後ぐじ」(平成24年3月)の2品目のみ認定されています。
※京マークは登録商標です。
「丹後とり貝」に関するお問い合わせは、京都府漁業協同組合(指導課 0773-77-2202)まで。(直接販売は行っていません)。
※丹後とり貝の出荷は、例年6月下旬頃まで続きますが、生育状態により異なることがあります。
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農林水産部 海業水産課
〒629-2501
京都府京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
電話番号:0772-69-0460 ファックス:0772-64-5660
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更新日:2020年04月14日