初夏の味覚「丹後とり貝」出荷開始!!

"PRIDE FISH" ~漁師が選んだ、本当においしい魚~

 ―第22話 「海の京都」が育む至宝―

 「京のブランド産品」に認証されている「丹後とり貝」の出荷が、5月5日(木曜日)からはじまりました!

 

 一般的な太平洋などのとり貝は春までしか生育できませんが、「丹後とり貝」は栄養豊富な内湾で育つため、春以降も成長を続け、一般的なとり貝より"一回り以上も大きく"育ちます。

 大きくなるほど肉厚になるのも特徴で、その味は柔らかく独特の甘みを持ち、和食はもちろんフレンチやイタリアンなど、様々なお料理にアレンジできる高級食材です。 

 丹後とり貝は久美浜湾・舞鶴湾・栗田湾・宮津湾で育成(養殖)され、殻付き重量が100g以上で変形がない、"厳選された"とり貝です。

 京都府北部「丹後」の海は栄養が豊富で、大型の天然とり貝が漁獲される日本有数の漁場として知られています。

 しかし天然のとり貝は水温や環境の変化に弱く、年によって漁獲量が大きく変動していました。そこで丹後特産の大型とり貝を安定供給できるよう、生産者・漁業者関係団体・研究機関・行政が連携して養殖への取り組みを開始。日本で初めてとり貝の養殖技術を確立し、20年以上を経た現在でもオンリーワンの取り組みとして高い評価を得ています。

 

 京都府の漁業者の方々が育てた「丹後とり貝」は、今年も身入りが良く、大きく育っています。皆様にも是非、食べていただきたい一品として、自信を持ってご紹介いたします!!

 

〔「丹後とり貝」について〕

〇平成20年に、水産物として初めて「京のブランド産品」に認証

※「京のブランド産品」とは、京都の優れた農林水産物のなかでも特においしさと品質がすぐれたものを、公益社団法人 京のふるさと産品協会が認定するものです。

〇平成21年度に地域団体商標に登録

〇京都府農林水産技術センター海洋センターで生産された稚貝(種苗)を漁業者が海面の筏から垂下したコンテナ内で約1年間育成

〇種苗生産技術・育成技術が確立されているのは、全国で京都府のみ

〇出荷にあたっては、貝毒やノロウイルス等の検査を定期的に行い、安全を確保

 

「丹後とり貝」に関するお問い合わせは、京都府漁業協同組合(販売部 0773-75-1111)まで。(直接販売は行っていません)。

※丹後とり貝の出荷は、例年6月下旬頃まで続きますが、生育状態により異なることがあります。

丹後とり貝

丹後とり貝2

 

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産部 海業水産課
〒629-2501
京都府京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
電話番号:0772-69-0460 ファックス:0772-64-5660
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更新日:2022年05月09日