ブランド水産物「丹後とり貝」の出荷が始まりました!

”日本初”&”オンリーワン”の取り組みで育つ”大型”で”肉厚”のとり貝

 ―第29話 京のブランド産品「丹後とり貝」出荷開始!―

 ブランド水産物「丹後とり貝」の出荷が、5月8日(月曜日)から始まりました!

 

 「丹後とり貝」は、平成20年に水産物として初めて京のブランド産品(※)に認証され、一般的なとり貝よりも一回り以上大きく育ち、肉厚で、柔らかい身と独特の甘みが特徴です。

「丹後とり貝」は久美浜湾・舞鶴湾・宮津湾で育成(養殖)され、殻付き重量が100g以上で変形がないもののみを厳選し、身入り検査や貝毒検査を定期的に実施し、品質や安全を確認した上で出荷されています。

(※)「京のブランド産品」とは、京都の優れた農林水産物の中でも、品質・規格・生産地を厳選したものだけが認証される、”おいしさ”と”信頼”の証です。

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〇限りなく天然に近い育成(養殖)方法

  一般的に養殖といえば、人工的に餌を与えて育てるイメージがあると思いますが、「丹後とり貝」は天然のとり貝と同じ環境で、天然に存在する植物プランクトンを食べて育ちます。

海上に浮かべた筏から、とり貝の稚貝が入った箱を海中の中層に吊るして育てるため、天然の環境(海底)よりも潮通しが良く、餌が豊富にある環境で飼育されています。

限りなく天然に近いこの養殖方法を「育成」と呼んでいます。

 

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【育成中の「丹後とり貝」】

 

〇日本初&オンリーワンの取り組み

 京都府北部「丹後」の海は栄養が豊富で、大型の天然とり貝が漁獲される日本有数の漁場として知られています。しかし、天然のとり貝は水温や環境の変化に弱く、年によって漁獲量が大きく変動していました。

そこで、丹後特産の大型とり貝を安定供給できるよう、生産者・漁業者関係団体・研究機関・行政が連携して平成6年頃から養殖への取り組みを開始し、試験を重ねた結果、日本で初めてとり貝の養殖技術を確立しました。

養殖技術が確立されてから、20年以上を経た現在でも、オンリーワンの取り組みとして高い評価を得ています。

 

 「丹後とり貝」は、味もサイズも安定し、自信を持ってお届けできる、海の京都の代表的な水産物です!

「丹後とり貝」に関するお問い合わせは、京都府漁業協同組合 販売課(0773-75-1111)まで。

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産部 海業水産課
〒629-2501
京都府京丹後市大宮町口大野226番地(大宮庁舎)
電話番号:0772-69-0460 ファックス:0772-64-5660
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更新日:2023年05月10日