丹後の冬の味覚「ズワイガニ」漁解禁
ー第48話 ズワイガニ漁解禁!豊漁で市場に活気!ー
11月6日(水曜日)、丹後の冬の味覚「ズワイガニ」漁が解禁されました。
解禁日初日は、海が荒れていたため、府内では全船で出漁を見合わせ、8日(金曜日)午前から今シーズン初となる漁が行われました。
翌日9日(土曜日)に漁港に戻ってきた船からは、次々にズワイガニが水揚げされ、市内では間人漁港(間人地方卸売市場)と浅茂川漁港(網野地方卸売市場)で、初競りが行われました。
【「ズワイガニ」初競り】
間人地方卸売市場では、漁船5隻で雄3,758杯、雌15,943杯が水揚げされ、昨年比で雄は約2.2倍、雌は約1.5倍となり、例年に比べ網入れ回数が増えたことに伴い、漁獲量も増加しました。
初競りの最高値は、雄5匹85万円(昨年は50万円)となりました。
【間人地方卸売市場にずらりと並んだズワイガニ(雄)】
網野地方卸売市場では、漁船1隻で雄747杯、雌7,013杯が水揚げされ、昨年比で雄は約1.3倍、雌は約2.2倍となり、間人市場とともに豊漁となりました。
【網野地方卸売市場で競り落とされていくズワイガニ(雌)】
新プレート導入でブランド管理を強化
京都府では、漁港から漁場までの距離が近く、日帰り操業が可能なため、格段に鮮度の良いズワイガニが水揚げされます。市内のカニには、「間人ガニ」や「大善ガニ」といったブランド名が付けられており、日本海側でも有数のブランドがにが水揚げされています。
京都府漁業協同組合では、府内で水揚げされるズワイガニを「京のずわいがに」として、”漁師が選んだ、本当においしい魚”の証である『PRIDE FISH』に認定しており、自信を持って生産されています。
今シーズンから「京のずわいがに」のブランド管理と流通の見える化を強化するため、従来の「船名」や「水揚げされた漁港名」などが刻印された緑色のタグに加えて、新たに漁船ごとの通し番号やQRコードが入った白色のプレートが全てのズワイガニに取り付けられることとなりました。
取り付けられたQRコードを読み取り、漁協のホームページで番号を検索すると、水揚げ日や水揚げ漁港・漁船名を確認することができます。
【新たに取り付けられたQRコード入りプレート(白色)】
このプレートは、ズワイガニを漁獲した後、船上で緑色のタグとともに漁業者によって、一つ一つ手作業で取り付けられます。
漁協と漁業者の連携により、漁獲履歴を可視化するプレートが全国で初めて導入され、ブランド管理の強化が進められています。
【船上でのプレートの確認と選別の様子】
ズワイガニ漁は、雌が12月31日まで、雄は3月20日まで。
今しか食べられない「冬の味覚の王様ずわいがに」。極寒の日本海で育ち、締まった身はぷりぷりとして抜群の食感で、口に含むと広がる甘みが絶品です。京丹後市へ訪れ、その味覚をぜひ堪能してください。
【画像提供:京丹後市観光公社】
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<京丹後市観光公社 公式ホームページ『京丹後ナビ』>
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更新日:2024年11月13日