第52話 丹後の冬の味覚「ズワイガニ」漁解禁
ー第52話 今年もズワイガニ漁が解禁!ー
11月6日(木曜日)、丹後の冬の味覚「ズワイガニ」漁が解禁されました。
間人漁港では、6日午前0時の解禁に向けて出港する船を見送ろうと、多くの方が集まりました。5日夜9時、汽笛が鳴り響く中、5隻の底曳網漁船が漁場へと出港しました。


6日午前中に漁港に戻ってきた船からは、次々にズワイガニが水揚げされ、市内では間人漁港(間人地方卸売市場)と浅茂川漁港(網野地方卸売市場)で、初競りが行われました。

【「ズワイガニ」(間人ガニ)初競り】
間人地方卸売市場では、漁船5隻で雄1,743杯、雌16,972杯が水揚げされ、平年並みの状況でした。
初競りの最高値は、雄5匹70万円となりました。

【間人地方卸売市場にずらりと並んだズワイガニ(雄)(間人ガニ)】
網野地方卸売市場では、漁船1隻で雄324杯、雌4,175杯が水揚げされ、こちらも平年並みの状況となりました。
【網野地方卸売市場で競り落とされていくズワイガニ(雄)(大善ガニ)】
新プレート導入でブランド管理を強化
京都府では、漁港から漁場までの距離が近く、日帰り操業が可能なため、格段に鮮度の良いズワイガニが水揚げされます。市内のカニには、「間人ガニ」や「大善ガニ」といったブランド名が付けられており、日本海側でも有数のブランドがにが水揚げされています。
京都府漁業協同組合では、府内で水揚げされるズワイガニを「京のずわいがに」として、”漁師が選んだ、本当においしい魚”の証である『PRIDE FISH』に認定しており、自信を持って生産されています。
昨シーズンから「京のずわいがに」のブランド管理と流通の見える化を強化するため、従来の「船名」や「水揚げされた漁港名」などが刻印された緑色のタグに加えて、新たに漁船ごとの通し番号やQRコードが入った白色のプレートが全てのズワイガニに取り付けられています。
取り付けられたQRコードを読み取り、漁協のホームページでプレートの通し番号を検索すると、水揚げ日や水揚げ漁港・漁船名を確認することができます。

【新たに取り付けられたQRコード入りプレート(白色)】
このプレートは、ズワイガニを漁獲した後、船上で緑色のタグとともに漁業者によって、一つ一つ手作業で取り付けられます。
漁協と漁業者の連携により、漁獲履歴を可視化するプレートが全国で初めて導入され、ブランド管理の強化が進められています。

【船上でのプレートの確認と選別の様子】
ズワイガニ漁は、雌が12月31日まで、雄は3月20日まで。
今しか食べられない「冬の味覚の王様ずわいがに」。極寒の日本海で育ち、締まった身はぷりぷりとして抜群の食感で、口に含むと広がる甘みが絶品です。京丹後市へ訪れ、その味覚をぜひ堪能してください。

【画像提供:京丹後市観光公社】
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<京丹後市観光公社 公式ホームページ『京丹後ナビ』>
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更新日:2025年11月12日








