6月3日 田んぼの草刈りは大切です

初めまして。

農業振興課4年目の吉岡です。

 

今日は、田んぼの草刈り作業について書きたいと思います。

前回の記事で、京都府丹後農業改良普及センター斉藤さんが

稲にとって、水が必要不可欠な存在であることを書いていただきましたが、

それと同時に重要なのが、草刈り作業です。

 

田んぼの周囲=畦(あぜ)の草刈りを行うとどういう利点があるのでしょうか。

「畦の雑草」と「田んぼの稲」とは、関係がないように見えるのですが、

実は畦の草刈り一つで植生(一つの地域に集まっている植物の集団のこと)が変わってしまう

と言われるほど、重要な作業だそうです。

また、草刈りをしないと雑草の丈は伸び、そのうち害虫となるカメムシが寄ってきます。

カメムシは稲の穂が好物で、食べられると黒い斑点が米につきます。

この斑点米が多いと米の食味等級が下がってしまうことがあるので、

米農家にとっては非常に大敵なのです。

 

そのため、米農家さんは、日々水の管理と草刈りを徹底されています。

先日、稲が植わった延利の田んぼを見てまわると、畦が綺麗に草刈りされていました。

延利農産グループの方によると、定期的に草刈りをされているとのことでした。

 

 

 

ここで、草刈り作業がどれほど大変なのか、折角なのでお手伝いをさせていただきました。

草刈り1

 

自走式の草刈機は後ろに引っ張りながら刈っていきますが、

スピードが速く、さらに慣れない畦道を後ろ向きに歩くのは、とにかく怖い!

思っていた以上に機械はずっしりと重く、機械の重心を掴まないと扱いが難しかったです。

 

刈った後がこちら。

草刈2

素人ながら、不器用ですが頑張って刈りましたが難しい!

 

 

この後、違う畦も刈払機で刈らせてもらいました。

刈払機を使って畔の草刈りをする様子

 

刈払機は軽く扱いやすいのですが、石が自分のほうへ飛んでくることや、

複数人で草刈りをすると周りで作業する人と接触し、

怪我をする危険性が非常に高いそうです。

 

農家の皆さん、必ずフェイスガードやメッシュエプロン等の保護具を付けてくださいね!

 

日々の草刈りの重要性と作業の大変さを実感した、そんな一日でした。

 

次回は、「田んぼの溝切り」についてお話できればと思います。

ありがとうございました。

 

 

(吉岡 農業振興課4年目)

 

 

 

更新日:2019年06月12日