8月16日 稲にも花はあるんです!

 

お盆が過ぎ、痛いくらいの暑さもようやく和らいできました。

丹後地域では、田んぼの稲穂がだんだん金色に染まり始めています。

9月に入ると、稲刈りが各地域で始まり、美味しい新米が出来る季節となります。

ブログをご覧の皆さんも、丹後の新米を楽しみに待っていただけると嬉しいです。

 

さて、今回はお盆の間の稲の様子についてです。

 

皆さんは、稲の花を見たことがありますか?

 

8月上旬になると、ほとんど全ての稲が「出穂(しゅっすい)」します。

出穂して2~3日後、稲は穂の先から白くて小さい花が咲くのです。

 

 

その白い花がこちら。

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花、といっても花びらはありませんし、

本当に小さくて、稲穂を近くでじっくり見なければ花だとわかりません。

 

 

1本の稲穂には、100個近くの花が付き、穂先から順番に咲きます。

1つの花が咲いている長さは、なんと!わずか2時間!

あっという間で短いですね~

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全部の花が咲き終わるまでには、1週間程かかるそうです。

花が咲き、受粉した後に、籾の中ではお米が出来始めます。

 

1つのは花はたった2時間しか咲きませんが、

花が咲き、受粉することで、やっとお米が作られるんですね。

小さい花ですが、お米ができるためには重要な存在です。

 

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美味しいお米になるまで、あともう少し。

収穫が楽しみです!

 

(吉岡 農業振興課4年目)

 

更新日:2019年08月23日