9月20日 稲刈り後の田んぼは青くなる
こんにちは。
朝晩だいぶ気温が下がり、涼しくなってようやく秋らしくなってきました。
京丹後ではぼちぼち新米が食べられる時期ですが、みなさんは食べられましたか?
ふっくらと艶やかに炊き上がる新米は絶品ですので、ぜひ食べてみてくださいね。
さて、今日のテーマは「稲刈り後の田んぼは青くなる」。
稲刈りが終わった後、田んぼがどんな状態になるかご存知でしょうか?
ご想像のとおり、茶色く表面が乾いた土と刈られた稲藁があります。
「稲刈り後の田んぼが青くなる」なんて、ウソ?
写真は真上から撮ったものですが、実はよく見てみると・・・
なんと、一見枯れて見える稲から緑の稲が生えているではありませんか!
そうなんです。
実は、稲刈り後の稲の茎から、新しい青い稲が生えてくるのです。
この新しい稲は「孫生え(ひこばえ)」といい、再生稲とも呼ばれます。
このまま孫生えが大きく成長すれば、また米が出来るとついつい期待してしまいそうですが、
残念ながら成長しても穂が出る前に枯れてしまうか、穂が出ても中身は空のことが多いそうです。
それにしても、田んぼの地力と稲の再生力はすごいですね・・・
今週末は台風の動向が心配されますが、
秋晴れの続く丹後は、まだ稲刈りの風景や稲刈り後の孫生えのある田んぼが
多くみられますし、これからは「秋起こし」をされる農家さんもよく見かけることがあります。
京丹後の田園風景を見て、癒されていただければ嬉しいです。
(吉岡 農業振興課4年目)
更新日:2019年09月20日