京丹後市の「気張るファーマー」たち
『きょうたんご米 気張るファーマー通信』の掲載が始まる前の、とある日の編集部にて。
「昨年度の『きょうたんご稲作ブログ』に引き続き、普段はなかなか知ることのできない米作りの裏側を発信できる方法はないだろうか?」
「去年は一つの農家の年間を通じた米作りにスポットを当てていたけれど、米作りって手順は同じように見えても、農家さんの思いはみんな違う。それぞれに、こだわりと哲学を持って農業に取り組んでいる。ならば、京丹後市内にいる米農家さんのそれぞれの背景にスポットを当てるのはどうかな。「きょうたんご作り手ブログ」という形で。」
「ブログ……。これは、それぞれのお米の作り手の思いを伝える一通一通のお手紙だとか、お届け物のようなイメージで、『米作り通信』とするのはどうでしょうか。」
「いいね!でも、『米作り通信』ではなんだか固いですね。なにかいい言葉をつけられないかな。なにか……。」
「うーん。頑張る、気張る…、気張るファーマーってどうかな?」
「編集長、それ、いいじゃないですか!熱い思いを持って米作りを頑張る農家さんに親しみを込めて、『気張るファーマー通信』にしましょう!」
こんな会話から始まった『きょうたんご米 気張るファーマー通信』。
22名の米農家を取材し、記事にする過程の中で、それぞれの方がこれまでに経験されてきたご苦労と、それを乗り越えて作り上げた今の農業の形。そして、未来への思いをうかがい知ることができました。
移住をして農業を始められた方。
自然の厳しさに何度も直面しながらも、負けずに歩みを進めてこられた方。
親を思い、その背中を追いかけて農家を志した方。
自らが育ってきた大切な地域と景観を守るため、方法を模索し続け行動される方。
よりおいしくて安全なお米を目指し、研究を重ねておられる方。
未来を担う子どもたちに、農業を通じて地域の素晴らしさを伝えておられる方……。
普段食べているお米の背景に、「気張るファーマー」たちの唯一無二のストーリーがあります。
この記事を読まれている方々が、そんなことを感じながら京丹後米に触れてくださることと、京丹後市の米農家の方がこれからも元気に米作りを進めていかれることを心から願います。
『きょうたんご米 気張るファーマー通信』をお読みいただき、ありがとうございました。
京丹後市の「気張るファーマー」たち
(気張るファーマー通信編集部)
令和3年3月31日
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更新日:2021年03月31日