第3期京丹後市環境基本計画について
~自然・ひと・活動が共生し、環をなすまちづくり~
第3期京丹後市環境基本計画
計画の策定にあたって
京丹後市は、京都府北部の丹後半島に位置し、豊かな山々を源流とする河川流域により盆地が形成され、海岸は岩礁帯から砂丘、湾や入江など多様な自然形態を持つなど、豊かで美しい自然環境を形成し育んでいます。私たちはこの豊かな自然と生活環境を享受し、かけがえのない財産として将来の世代に引き継ぐ責務を有しています。
人間の活動に伴う地球環境の悪化が明らかとなり、回復不可能な変化が引き起こされようとしている今、私たち一人ひとりが環境の有限性を認識し、環境に接する行動、活動全般を環境負荷の少ないものに改めていくことが求められています。
京丹後市は「環境対策の地域展開は地域社会の持続可能性と強靭性※を育む取組であって、地域の生み出す付加価値を増大させるもの」とする京丹後市美しいふるさとづくり条例※の認識に基づき、美しいふるさとの自然環境を守り次代に継承するまちづくりを目指します。
私たちの暮らしは、大気、土壌、水質によって育まれた生態系に支えられており、豊かな資源と美しい景観が地域固有の環境を生み出しています。これらの自然的条件・社会的条件をそれぞれの視点からしっかりと保全し、自然と共生する社会の構築が求められています。
※強靭性 刻々と変化を続ける自然界や人間界に形をとって現われる事実に対して、社会的な仕組みをもって適応し、持続する、粘り強い状態を表します。
※京丹後市美しいふるさとづくり条例 2017年に全部改正を行った本計画の策定を規定する京丹後市の条例。「美しいふるさとの自然環境を守り次代に継承するまちづくり」のため、環境の有限性を深く認識し、自然環境にやさしい持続的な生活環境の確保に努めるものとし、市民の主体的かつ能動的な保全活動・環境資源活用を促進することとしています。
計画の背景
第2期環境基本計画が2024年度末で終了することに伴い、この間の本市を取り巻く背景や動向の変化等を踏まえ、環境の保全及び持続可能なまちづくりの総合的かつ計画的な推進を図るため、第3期計画を策定するものです。
計画の目的
本計画は、自然環境の保護と保全、脱炭素化・省資源化、廃棄物抑制と循環型社会の創造、生活及び活動上の価値観の転換を通して、環境の変化を受け入れ適応していくことの認識を醸成しつつ、環境・社会・経済それぞれの分野別課題を統合的に解決していく市民社会を実現するための基本的な方向を示すものとします。
京丹後市が取り組むまちづくりを環境視点から総合的かつ計画的に表し、推進を図ることを目的としています。
計画期間
2025年度から2030年度までの期間とします。
- この記事に関するお問い合わせ先
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市民環境部 生活環境課
〒627-8567
京都府京丹後市峰山町杉谷889番地(峰山庁舎)
電話番号:0772-69-0240 ファックス:0772-62-6716
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更新日:2025年04月09日