【ビジネス共創】『関西若手ベンチャー 京丹後に』第2弾

「若手ベンチャー京丹後に」のチラシ

昨年7月に開催されたプログラムの第2弾!!

若手ベンチャーへ提示した課題テーマ

 令和6年2月5日(月曜日)から7日(水曜日)にかけて、関西の若手ベンチャー5社5名が、京丹後市内の事業者をフィールドワークで訪問。ベンチャーならではの新たな視点とユニークなビジネスアイデアについてプレゼンテーションを実施、両者で新たなビジネスの共創を目指すことを目的としたプログラムを開催しました。

 本プログラムは昨年7月に開催されたものの第2弾で、参加事業者を新たに募り応募事業者の中から京丹後側のテーマに沿った5社を選定。

 主催は前回に引き続き丹後リビングラボ、関西若手ベンチャーの株式会社Lentree、株式会社TRYBEの3社。

 今回のプログラムの大きなテーマは「持続性」。前回の振り返りから訪問事業者数を9社から3社に絞り1社あたりの対話時間を多く取ることで、より密度の高いプログラム構成としました。

 今回のテーマ「持続性」に沿った市内3事業者に対し、若手ベンチャー代表やコアメンバー5社5名がフィールドワークを実施。各事業者との対話や体験、見学などを通じて様々なビジネスアイデアをディスカッションしました。 

フィールドワークの様子

丹後エクスペリエンス

ビーチクリーンを実施するベンチャー

実際にビーチクリーンを体験

 ビーチクリーンやプレシャスプラスチック事業を手掛ける丹後エクスペリエンス。

 八隅代表から、「現状この事業はほぼボランティアベースであり、収益が挙げられていないことが課題。収益がなければ職業として成り立たず食べていけないし、事業の持続化につながらない。

 収益化していくためのアイデアを出して欲しい」という問いが投げかけられました。

 また、実際にビーチクリーンやペットボトルのキャップを原材料にしたプレシャスプラスチック製造を体験。持続性とは?、循環型環境とは?、収益化するにはどうすれば良いか?、各自が体験を通してそれぞれ考察を深めました。

株式会社シーズファーム

シーズファームとベンチャーの対話

苗について説明を受ける様子

 サーフィンを中心に人が集まり、「楽しく仕事をする」をモットーに、農業を経営するシーズファーム。

 代表の鶴氏からは、当社はホームセンター向けの苗の栽培に特化して事業を展開しているが、苗ではなかなか差別化がしづらいのが現状。

 今後経営の持続化を図っていくには、既存の苗にどういった付加価値を付けるか、あるいは苗事業以外の柱となる新規事業のアイデアをベンチャー側に求めました。

 また代表の鶴氏の兄貴的なキャラクターに若手ベンチャーたちは、事業についてだけでなく、働き方や働いていく上で大切にしたい価値観など、人生の先輩として様々なアドバイスを受けていました。

木下酒造有限会社

若手ベンチャーを酒蔵に案内する木下酒造

熟成を重ねている酒倉庫を見学

 天然酵母と熟成が特長の日本酒「玉川」を造り続ける木下酒造。

 木下光取締役からは、「製造の際に出る酒粕の活用について、おかげさまで半分以上は酒粕として購入してくださるお客様で消費できている。

ただ残りについては業者に二束三文で引き取ってもらっているのが現状。

 このようにどうしても残ってしまう酒粕について、自社で完結できる範囲での事業アイデアを出して欲しい」という課題がベンチャーに投げかけられました。

 若手ベンチャーからは、実際どのくらいの量が残るのか、いままで取り組んできたことは何か、原価はどのくらいかなど具体的な質問が出ていました。

ビジネスの共創案と今後の展開

 最終日には各社からビジネスの共創案についてプレゼンテーションを実施、それに対して訪問先のシーズファームの鶴氏や一般聴講者からフィードバック、質問や意見をもらいました。

 発表終了後は名刺交換や情報共有、今後のビジネスの連携など参加者間交流が図られました。

※各社提案は以下の通り。

若手ベンチャーの提案1
若手ベンチャーの提案2
最終プレゼンテーションを行うベンチャー

最終プレゼンテーションの様子

ベンチャー企業と交流する地域事業者

プレゼン後聴講者と交流を深めるベンチャー

 以上の提案を含め、若手ベンチャーと訪問事業者ならびに丹後リビングラボは、ビジネスの共創を持続的に取り組んでまいります。

 なお本プログラムの進捗等については、市ホームページならびに丹後リビングラボWebにて随時公開していきます。

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更新日:2024年02月28日