食品ロスについて考えてみましょう
食品ロスとは?
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことをいいます。日本では年間約472万トンの食品ロスが発生しています(うち家庭系約233万トン、事業系約231万トン)。(令和5年度推計)
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(令和5年度で年間370万トン)の約1.3倍に相当します。
また、国民一人ひとりが毎日おにぎり(102グラム)を1個捨てているのと同じです。
「もったいない」と思いませんか?
食品ロスを減らすためにできること
食品ロスを減らすための小さな行動も、一人ひとりが取り組むことで、大きな削減につながります。そこで、身近なところから食品ロスを減らすためのヒントをご紹介します。
30・10(さんまる・いちまる)運動
30・10(さんまる・いちまる)運動とは、忘年会や新年会などの宴会の席から「食品ロス」を減らしていく取組であり、乾杯後の 30 分間と終了前 10 分間は自席について料理を楽しむことにより、食べ残しによる食品ロスを減らす運動です。
食べ残しを減らすために、30・10運動を実践しましょう!
【3010運動・3か条】
(1)食べきれる量を注文しましょう。
(2)乾杯後30分間は席を立たずに料理を楽しみましょう。
(3)お開き前10分間は自分の席に戻って、再度料理を楽しみましょう。

てまえどり
「てまえどり」とは、日々の買い物で、買ってすぐに食べる場合に、商品棚の手前にある商品を積極的に選ぶことです。
スーパー等小売店舗では、消費者が奥に置かれた賞味期限の長い商品から取る傾向があり、それが食品廃棄につながるという課題があります。食べるタイミングを考えて、すぐに食べるときには「てまえどり」で食品ロス削減に取り組みましょう。
mottECO(モッテコ)
飲食店での食べ残しを消費者の自己責任の範囲で持ち帰る行動を実践しましょう。
自身や家族で食べきれると思う量を注文し、どうしても食べきれない場合は、持ち帰ることで食品ロスの削減に繋がります。持ち帰る時は、お店の方の説明をよく聞きましょう。
このマークがあるお店は食べ残しの持ち帰りを推奨しています。
消費期限と賞味期限の違いを知ろう
食品の期限表示は、「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。いずれも開封していない状態で、表示されている保存方法で保存した場合の期限が表示されています。
消費期限は「過ぎたら食べない方がよい期限」で、賞味期限は「おいしく食べられる目安の期限」のこと。
賞味期限を過ぎてもすぐ食べられなくなるということではないので、食べられるか確認しましょう。


食材を使い切る
余った料理は他のものに作りかえたり、食材に合った保存方法で美味しく食べきる工夫をしましょう。また、便利で時短にもなる冷凍保存もおすすめです。
・消費者庁では、食材を無駄にしないレシピを紹介しています。
・京都府では、「食の府民大学」を開講し、映像教材として動画を公開しています。使い切りレシピのほか、食材を長持ちさせる保存方法、冷凍保存の方法も紹介しています。
フードドライブに協力する
つい買いすぎてしまった食品や、お中元・お歳暮でもらったけれど使い道がない食品はありませんか?そうした食品を寄付することをフードドライブといいます。
京丹後市社会福祉協議会では、ご家庭で使われずに余っている食品・日用品を回収し、生活にお困りの世帯へ配布する活動が行われています。積極的なご協力をお願いします。
受付窓口 京丹後市社会福祉協議会 各支所 8時30分~17時15分(土日祝・年末年始を除く)
【受付できるもの】未開封、未使用で、常温保存が可能なもの。賞味期限、使用期限が2カ月以上あるもの
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
更新日:2025年11月27日








