宗雲寺庭園(府指定文化財)

宗雲寺庭園

そううんじていえん

宗雲寺庭園の写真

宗雲寺庭園 京都府指定文化財(名勝)

 常喜山宗雲寺は久美浜駅の西方700メートル、久美谷川から北東へ切れ込んだ小さな谷の奥に位置する臨済宗南禅寺派の寺です。寺伝では、はじめは天台宗に属していましたが、永享4(1432)年近衛家の出身である千畝周竹(せんみょうしゅうちく)を開山として招き、禅院として再興されたということです。桃山時代には、久美浜城主松井家の菩提寺となり、天正6(1578)年南禅寺聴松院より玄圃霊山(げんぽれいさん)を請じて中興開山となし、今日の山名に改められました。
 現存する本堂・方丈・庫裏(くり)は享和元(1801)年に再建したもので、芳丈の背後に作られた池庭もこの時期のものと考えられます。
 この庭園は、北岸からの出島によってくびられた瓢箪(ひょうたん)型の池と、北岸の立石群からなる庭の中核部は縦横10数メートルの矩形(くけい)におさまり、小規模な構成の平庭となっています。使用されている庭石は、落ちついた青暗色の小ぶりな山石を数多く使用され、北西奥に立て据えられた守護石を中心にして周密にまとまった意匠となっています。池の北東には5メートル×6メートルほどの倉跡礎石列があり、また、庭石は残っていませんが北東隅には滝口の痕跡も認められることから、本来の庭園はさらに広かったと考えられます。

(宗雲寺所有)

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参考文献

・京都府教育委員会『京都の文化財』第2集 1984年

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更新日:2018年09月04日