如意寺銅造閼伽桶および灑水器(市指定文化財)

如意寺銅造閼伽桶および灑水器

にょいじどうぞうあかおけ      しゃすいき

銅造閼伽桶の写真

                閼伽桶(あかおけ) 

灑水器の写真

              灑水器(しゃすいき) 

京丹後市指定文化財(工芸品)

 

 閼伽桶(あかおけ)は、仏に供える水を汲む仏具です。高さ9.8センチメートルの鋳銅(ちゅうどう)で、桶部には鍋づる形の把手が取り付いており、一部に補修された痕が残っています。
 灑水器(しゃすいき)は、清めのために散らし灑(そそ)ぐ香水(こうすい)を入れる器で、通常は椀・皿・蓋の三部分で構成されますが、現状では皿部が失われており、高台がついている椀部と宝珠形のつまみがつく蓋部だけが残っています。高さ7センチメートルの鋳銅製で、閼伽桶と一具で作られたものと思われます。
 市内では数少ない中世の仏具であり、室町時代の如意寺を考える上で貴重な資料といえます。

(如意寺所有)

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更新日:2020年10月02日